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金利ってなに?

金利とは、お金の貸し借りをする際に発生する手数料です。 金利は常に一定ではありません。 物の値段と同様、お金に対する需要と供給のバランスによって変動します。 金利はお金の取引をする「金融市場」で決定されます。 一般的には、金利と株価はシーソーのような関係です。 金利が上がるとお金を借りにくくなるため、企業は設備投資に消極的になります。 その結果、売上や利益が減って、株価が下がる傾向があるのです。 逆に、金利が下がるとお金を借りやすくなり、企業は設備投資を行い積極的に事業拡大します。 売上・利益が増え、株価が上がります。 金利は、物価とお金の価値のバランスをとるものです。 物価が上がるとお金の価値が下がり、物価が下がるとお金の価値が上がります。

固定金利って何?

これと交換する固定金利はOISレートとも呼ばれ、金融機関どうしがお金を貸し借りする際に、その返済期間ごとにあらかじめ相対で決めておく金利です。 この金利を決める際に、各金融機関がさまざまな分析に基づいて日銀の政策金利がどうなりそうか、いわば予測することで、金利の水準をはじき出していて、ここから市場が日銀の金利をどう見ているかを確認できます。

日銀の利上げと利下げの違いは何ですか?

日銀が操作する対象となる金利を「政策金利」といい、政策金利を上げることを「利上げ」下げることを「利下げ」といいます。 日銀は1999年に「ゼロ金利政策」を導入して以降、ほぼ一貫して金融緩和策を取ってきました。 金融緩和策とは、政策金利の引き下げや資金供給量の増加により景気を回復させる政策です。 これにより、日本では20年以上、超低金利時代が続いています。 日銀は2022年12月、金融緩和策を一部修正し、長期金利の上限引き上げを行いました。 日銀の黒田総裁は「利上げや金融引き締めではない」ことを強調しており、金融緩和策は当面維持されるものと思われます。

日銀が金利の上昇を許容した理由は何ですか?

日銀が金利の上昇を許容することとなり市場では事実上金融引き締めにあたるという受け止めから円高ドル安が加速しました。 欧米の中央銀行が利上げを進める中でも動かなかった日銀がなぜいま動いたのか? 経済部 日銀担当キャップの下村記者が解説します。 A.金利の変動幅の上限を引き上げたわけですから、日銀は金利の上昇を容認したわけです。 市場の受け止めは当然です。 記者会見で黒田総裁は「利上げや金融引き締めを意図したものではない」と繰り返し説明しました。 ただ、日銀はこれまで、変動幅の拡大は「金融引き締めにあたる」と説明してきました。 ですから20日の決定は、唐突な印象が否めません。 多くの市場関係者も、サプライズだと受け止めて、激しく反応し、円高、株安が進みました。

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